1987 → 2017 → 2021 → 2026

このビデオは以前公開していたものを最近リメークしたものだ。でも、今回のお話の主題はこの映像ではなくてそのBGM、そうバックに流れるフュージョンぽいギターサウンドだ。とにかく最初は、ブルーススプリングスティーンみたいな曲を作りたくて10年前にスタジオに篭り試行錯誤を繰り返し、歌詞もつくり自分たちも自らマイクスタンドの前に立ち、歌った音源も残っている。タイトルも「Spring’s Teen」と題されてハードディスクにいくつもテークが残っている。このビデオの音源は、小生が歌ったバージョンがあまりにも酷いので、ギター氏が即興で弾いたものを録音したものだ。

そして2026年の正月にギター氏の弾いたかなりの音源をAIに打ち込み100本ノックをしながら突然のように出てきた音源がこれだ。たぶん、AIもあまりのしごきに耐えかねて、「もうこれで勘弁して」という感じで生成してきたんだろうと思う。

で、出てきた英語の歌詞を見て、思わず唸ってしまった。(今回は歌詞付きです)

album-art

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「これって、テイラー・スウィフトなんじゃない?」

生成された歌詞には、こんなフレーズが並んでいた。

She doesn’t ask for your opinion (彼女は君の意見なんて求めてない)

She’s not a child and she’s not a minion (彼女は子供じゃないし、誰かの手下でもない)

なんとも強気で、自立した女性の姿。 「君のアドバイスなんて要らないわ」「雨は上がったのよ」と言い放ち、さっそうとストリートを歩いていく。

小生が青春時代を過ごした70年代のロックやフォークにも「自由」を歌う曲はあったが、このAIが書いた歌詞には、現代のアメリカン・ポップス、特にテイラー・スウィフトが『1989』あたりのアルバムで確立したような、「軽やかで、ファッショナブルで、誰にも媚びない強さ」が満ち溢れている。

AIは私の上げた曲の曲調から、「これは2020年代のガールズ・アンセム(女性への応援歌)だ」と解釈したのかもしれない。

70年代にオハイオで過ごした頃、ラジオから流れていたのはイーグルスやフリートウッド・マックだった。時が経ち、2026年の今、この自宅スタジオでAIと共に音楽を作ると、そこには現代の「アメリカの空気」が含まれていた。ほんと驚きだ。

なんとも不思議で、面白い体験だった。 古いロックの魂と、AIが連れてきた現代のポップ・アイコンのような歌詞。こんな化学反応がこれからも現れると思うと「わくワク」してくる。

AIが学習してくれたギターのいち音いち音は、録音当時のギター氏の手癖まで再現しているのにも、改めて驚いている。